関西オートメ機器株式会社

Kansai Automation Equipment Co.,Ltd

特　　　徴

　　１．生物脱臭装置は、微生物の働きと繊維状活性炭の触媒作用で臭気を除去します。

　　２．硫化水素で99.9%以上、メチルメルカプタンで99%以上と非常に高い除去率を有します。

　　３．薬品を使用せず、充填材交換コウカンの必要もない、省エネ型の脱臭装置です。

　　４．運転コストは非常に安価です。送風機の電気料金と洗浄水の費用のみです。

脱臭装置処理フロ－

[ 生物脱臭塔 ]

　接触材に付着・生息する細菌が、臭気分子と酸素を

細胞内に取り込み、生体反応によって酸化します。

臭気分子は、水、炭酸ガス、硫酸、硝酸などに分解

され、臭いが除去されます。

[ 活性炭反応塔 ]

　湿潤状態の繊維状活性炭は、硫化水素から酸化力

の強い硫黄や酸素ラジカルを生成する触媒作用を有

しています。そのラジカルが臭気成分を速やかに分解

し、脱臭を行ないます。

処理対象臭気

生活排水：浄化槽、農業集落排水処理施設等

屎尿処理：受入槽、貯留槽、除渣工程等

食品排水：レストラン、弁当製造業、魚介類加工等

汚泥処理：汚泥貯槽、脱水工程、コンポスト化等

生物脱臭装置の処理例レイ

[ レトルト食品工場 ]

(単位：ppm、%)

臭気成シゲル分

原ガス

生物脱臭

活性炭塔トウ

除去率

規制基準

硫化水ミズ素

38.4

0.048

0.0027

99.993

0.02

メチルメルカプタン

0.41

0.00024

0.000019

99.995

0.002

硫化メチル

0.0054

0.0025

0.0009

83.3

0.01

ノルマル酪酸サン

0.0005

0.0001

< 0.0001

80 以上

0.001

　　(注) 規制基準値は、敷地境界線上における臭気強度 2.5 の場合の数値

[ レストランの浄化槽 ]

(単位：ppm、%)

臭気成シゲル分

原ガス

生物脱臭

活性炭塔トウ

除去率

規制基準

硫化水ミズ素

2.8

0.011

0.0018

99.94

0.02

メチルメルカプタン

0.039

0.018

0.0002

99.5

0.002

硫化メチル

0.005

0.002

0.001

80.0

0.01

ノルマル酪酸

0.0027

0.0004

85.2

0.001

ノルマル吉草クサ酸

0.0031

< 0.0004

70 以上

0.0009

　　(注) 規制基準値は、敷地境界線上における臭気強度 2.5 の場合の数値

脱　臭シュウ　機　構

[ 生物脱臭工程 ]

　生物脱臭装置では、接触材に生育する微生物 (細菌) の生体反応によって臭気を酸化・分解します。臭気ガスと

充填材が接触すると、臭気物質と酸素が水相ソウに溶解します。細菌は臭気物質と酸素を細胞内に取入れ、生体反応

によって臭気物質を分解します。

　硫化水素、メチルメルカプタン、アンモニア、トリメチルアミン、プロピオン酸、酪酸、吉草酸などの悪臭物質は、水、

炭素ガス、硫酸イオン、硝酸イオンなどに酸化・分解され、臭気が無くなります。

[ 繊維状活性炭の触媒作用 ]

　一般的な活性炭の場合は、物理的吸着作用で臭気物質を除去して

います。繊維状活性炭の場合は触媒反応により脱臭しています。

　湿潤状態の繊維状活性炭が、硫化水素に触れると、酸化力の強い

硫黄、酸素、水酸基などのラジカルを生成します。これらのラジカルが

メチルメルカプタン、硫化メチル、二硫化メチル等の悪臭物質を酸化・

分解することにより脱臭しています。